令和5年2月9日(木)公安委員会定例会
令和5年2月9日(木)に開催した定例会において、佐賀県警察から次の事項について報告・説明があり、これを受けて審議を行いました。
定例会議の冒頭、委員長が、以下の挨拶を行った。
- 警護警備について
先日、佐賀市内において行われた警護訓練を視察しました。
昨年、警護要則が新たに制定され、県警察においても警護員の教養・訓練を重ねていると承知しており、緊急退避訓練における各警護員の鋭敏な対応や、車列訓練における警護車の臨機応変な対応を拝見し、実戦に向けて、充実した訓練が図られていると心強く感じました。
日々の訓練の積み重ねはもちろんのこと、進捗状況を確認することで不足の部分を確認、補強するとともに、実際の現場で経験を重ねて、更に練度を上げていくことが重要だと感じました。今春は統一地方選挙のほか、G7サミットが控えるとともに、来年には佐賀県で国民スポーツ大会、全国障害者スポーツ大会も開催されます。今後の警護警備に万全を期していただきたいと思います。 - 警察署協議会代表者連絡会議について
先日、警察署協議会代表者連絡会議が開催され、各警察署協議会の会長から活動事例等の報告がありました。どの協議会も活発な議論や視察活動を行っており、各委員の方々が、自らの立場や役割を良く理解し、意欲的に活動に取り組んでおられることを改めて実感しました。
地域住民から選ばれた各委員の方々の意見や要望は、警察署の業務運営の改善を図る上で貴重な声であります。各警察署にあっては、警察活動が更に地域に根ざしたものになるよう、委員の方々から活発に提案していただくための情報提供や雰囲気づくりに配意して、警察署協議会の活性化を図っていただくようお願いします。
報告事項
令和4年度2月補正警察費予算(案)の概要について
警察から、令和4年度2月補正警察費予算(案)の概要について説明がなされた。
委員より、「職員への手当などの人件費を含めて、必要な予算の確保に努めていただきたい。」旨の発言があった。
委員より、「物価高騰による影響等も考慮しつつ、必要な施設、備品の維持、管理にも配意していただきたい。」旨の発言があった。
委員より、「コストアップの流れはしばらく続くのではないかと思う。警察業務を充実させるためにも必要な予算の確保に努めていただきたい。」旨の発言があった。
監察業務報告について
警察から、監察業務報告について、監察実施結果等の説明がなされた。
委員より、「指導がなされた点は謙虚に改善し、良好な点は継続していただきたい。」旨の発言があった。
委員より、「適正な業務の遂行のために重要な項目について確認がなされていると感じた。業務が適正にかつ職員の意欲が高まる形で今後も取組を推進していただきたい。」旨の発言があった。
委員より、「誰にでも失敗はあると思うので、原因を確認して失敗を繰り返さない仕組みを作ることが大事と思う。幹部にあっては部下への目配りを含め、引き続き取組をお願いする。」旨の発言があった。
令和4年度留置施設に対する実地監査の結果について
警察から、令和4年度留置施設に対する実地監査の結果についての説明がなされた。
委員より、「留置施設は閉鎖的な空間でもあるので、監査の役割は大きいと思う。万一安易な運用があれば、事故に繋がる可能性があるので、監査結果の確認を含めてよろしくお願いする。」旨の発言があった。
委員より、「小さな点まで疎かにせず、確認されていると感じた。今後とも適切な留置施設の管理に取り組んでいただきたい。」旨の発言があった。
佐賀県迷惑行為防止条例の一部改正について
警察から、佐賀県迷惑行為防止条例の一部改正について、改正概要等の説明がなされた。
委員より、「昨今の犯罪情勢から、全国的にも改正が進められているとのことであり、必要な改正と思うのでよろしくお願いする。」旨の発言があった。
サイバーセキュリティ月間の取組について
警察から、サイバーセキュリティ月間の取組について説明がなされた。
委員より、「情報モラル講話や関係機関、団体と連携した広報啓発活動などを行う際には、小・中学生に向けたメッセージも重要だが、その内容を家族にも広めてもらえるように工夫をすることで更に効果が広がると思うので、その点も考慮しつつ引き続き取組をお願いする。」旨の発言があった。
委員より、「サイバーセキュリティの中でも、特に身近なSNSについて理解を深めてもらうことは重要と思うので、月間を通じた取組の充実はもちろんのこと、継続した取組に繋げてもらいたい。」旨の発言があった。
SNSを利用した薬物密売事件被疑者の検挙について
警察から、SNSを利用した薬物密売事件被疑者の検挙について、事案の概要、捜査の経過等の説明がなされた。
委員より、「地道な捜査の結果と思う。他県警と協力して更なる事案の解明をお願いする。」旨の発言があった。
タブレットによる認知機能検査の実施について
警察から、タブレットによる認知機能検査の実施について、運用の方法、効果等の説明がなされた。
委員より、「国の補助金を積極的に活用して業務の改善に取り組んだこと、またデジタル化により効率化が図られたことなど、非常に良い取組と感じた。」旨の発言があった。
委員より、「九州で初めての導入とのことであり、業務効率化に繋がる非常に良い取組と思う。高齢化が進む中、高齢者の運転に関する課題も多いと思うので、他にも取り入れられるものがあれば、ぜひ積極的に取り入れていただきたいと思う。」旨の発言があった。
委員より、「今回の取組で、高齢者の事故防止に効果が発揮されることを期待している。」旨の発言があった。
第1回佐賀県原子力発電所警備連絡会議の開催について
警察から、第1回佐賀県原子力発電所警備連絡会議の開催について説明がなされた。
委員より、「いざという時に備えるため、必要な会議と理解している。抜かりなく準備をお願いする。」旨の発言があった。
委員より、「全国との連携も必要だが、佐賀県ならではの立地上の課題もあると思うので、県民の安全安心を守るうえで有意義かつ強固な会議となることを期待している。」旨の発言があった。
その他
運転免許の行政処分予定者に対する意見の聴取(聴聞)結果と行政処分について
警察から、運転免許の行政処分予定者に対する意見の聴取(聴聞)結果と行政処分について、事案の概要、量定案等の説明がなされ、審議の上、決裁した。
令和5年春の人事異動等について
警察から、令和5年春の人事異動等について説明がなされた。
タブレットによる認知機能検査の実施要領について
警察から、タブレットによる認知機能検査の実施要領について説明がなされた。
特定秘密の保護措置について
警察から、特定秘密の保護措置について説明がなされた。
佐賀県少年指導委員規程の一部改正について
警察から、佐賀県少年指導委員規程の一部改正について、改正の理由、内容等の説明がなされ、審議のうえ、決裁した。
佐賀県手数料条例の一部を改正する条例(案)について
警察から、佐賀県手数料条例の一部を改正する条例(案)について改正の理由、内容等の説明がなされた。
佐賀県暴力団排除条例の一部改正について
警察から、佐賀県暴力団排除条例の一部改正について、改正の理由、内容等の説明がなされた。
公益通報への対応結果について
警察から、公益通報への対応結果について説明がなされた。
令和4年留置施設視察実施状況について
警察から、令和4年留置施設視察実施状況について説明がなされた。
公安委員会宛て苦情の受理について
警察から、公安委員会宛て苦情の受理について、事案の概要等の説明がなされ、審議の上、決裁した。
個人情報開示請求の受理及び措置について
警察から、公安委員会宛て個人情報開示請求の受理及び措置について概要等の説明がなされ、審議の上、決裁した。
佐賀県公安委員会事務専決状況(令和4年)について
警察から、佐賀県公安委員会事務専決状況(令和4年)について、概要等の説明がなされた。