佐賀県公安委員会

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令和5年4月20日(木)公安委員会定例会

令和5年4月20 日(木)に開催した定例会において、佐賀県警察から次の事項について報告・説明があり、これを受けて審議を行いました。

定例会議の冒頭、委員長が、以下の挨拶を行った。

  • 外国人からの110番通報への対応について
    警察本部通信指令課において、日本語を解せない外国人観光客や在日外国人らによる110番通報に適切に対応するため、多言語コールセンターと連携した110番通報対応訓練を実施予定との報告を受けました。
    通信指令課では、民間会社である多言語コールセンターと契約し、同センターを介した三者通話により英語や中国語の他、ベトナム語やタガログ語など21言語に対応可能とのことでした。外国人からの110番通報件数は、令和4年中は87件のところ、今年は3月末現在で既に31件とのことであり、多言語への対応の重要性を感じたところです。
    人の流れがコロナ禍以前に戻ってきている中、県内においても外国人観光客や在日外国人の増加が予想されます。110番通報に迅速且つ的確に対応するため、実りある訓練が行われることを期待しています。
  • 情報通信部との連携について
    前回の定例会において、令和5年度機動警察通信隊の指名について報告を受けました。機動警察通信隊は、災害や事故が発生した場合や各種警備等を実施する場合等に、現場映像の撮影、伝送等の対策を講じているとのことであり、昨年度は各警察署との合同警備訓練や、さが桜マラソン警備等大規模警備時において、映像配信や各種通信対策の活動が行われたとのことでした。
    事件事故や災害が発生した際には、現場の状況を映像でタイムリーに確認し、警察本部と現場警察官との間の指揮命令や連絡が円滑に行われることが重要と思います。引き続き、県警察と情報通信部とが連携して適切な警察活動に全力を尽くして頂きたいと思います。

報告事項

公文書及び個人情報開示請求取扱状況(令和5年1月~3月)について

警察から、公文書及び個人情報開示請求取扱状況(令和5年1月~3月)について、件数、開示請求の対象となった主な文書等の説明がなされた。
委員より、「引き続き、誠意をもって適切に対応していただきたい。」旨の発言があった。

監察業務報告(令和5年1月~3月)について

警察から、監察業務報告(令和5年1月~3月)について、懲戒処分等の実施状況、非違事案の防止対策の説明がなされた。
委員より、「非違事案を防止するため、一歩踏み込んだ指導が行われており、心強く感じた。盲点がないか、意識的に確認することが重要と思うので今後とも未然防止に努めていただきたい。」旨の発言があった。
委員より、「監察業務は、警察活動が良くなるために重要な取組であり、非違事案の未然防止を図るためには、事前の教養が大変重要だと思う。工夫して、より効果のある指導教養となるように努めていただきたい。」旨の発言があった。

株式会社ottaとの覚書締結について

警察から、株式会社ottaとの覚書締結について、目的、締結内容等の説明がなされた。
委員より、「最新の技術を取り入れた、良い取組と思った。」旨の発言があった。 
委員より、「子供への声かけ事案の増加が懸念される中、保護者にとっても安心材料となる取組と思う。」旨の発言があった。
委員より、「他県警の先行事例もあるとのことであり、今後、佐賀でも経験を重ね、子供の安全安心の確保に資することを期待している。」旨の発言があった。

佐賀南警察署「諸富交番」の落成式の挙行について

警察から、佐賀南警察署「諸富交番」の落成式の挙行について説明がなされた。
委員より、「新交番の落成について祝意を申し上げる。新交番が、地域の安全安心のシンボルとなることを期待している。」旨の発言があった。

ニセ電話詐欺事件被疑者の検挙について

警察から、ニセ電話詐欺事件被疑者の検挙について、事案の概要、捜査の経緯等の説明がなされた。
委員より、「地道な捜査が実った結果と思う。今後もよろしくお願いする。」旨の発言があった。
委員より、「ニセ電話詐欺事件は、広域化、巧妙化する中、緻密な捜査で被疑者を検挙したことは本当に良かった。関係被疑者の検挙を含め、引き続きよろしくお願いする。」旨の発言があった。

一般職員初任科第35期修了式の挙行について

警察から、一般職員初任科第35期修了式の挙行について説明がなされた。
委員より、「これまでの報告で、一般職員の方々は、事務職に限らず広報やサイバーなど様々な分野で活躍されているとの報告を受けている。また、今回新たに職場での指導教養について充実が図られたとのことであり、今後の活躍を期待している。」旨の発言があった。
委員より、「修了生の皆さんが、県警職員として県民の安全安心に向けて力を発揮してくれることを期待している。」旨の発言があった。
委員より、「県警察の一員として、一体感を持って仕事に取り組んでくれることを期待している。」旨の発言があった。

刑法犯の認知状況(令和5年3月末)について

警察から、刑法犯の認知状況(令和5年3月末)について説明がなされた。
委員より、「認知件数の増加は、県民の活動が活発になってきたことの反映と感じた。SNSを利用した詐欺やニセ電話詐欺が増加しているとのことであり、地道な広報を推進して防衛策、自衛策の機運を更に高める必要があると感じた。」旨の発言があった。
委員より、「認知件数が増加する中、小城警察署では認知件数が昨年比マイナスで、自転車に対する鍵かけ広報等で工夫がなされているとのことであった。地元住民やボランティアと連携した取組の成果とも感じるので、今後更なる取組の推進をお願いしたい。」旨の発言があった。
委員より、「県民に緊張感を持ってもらうことも重要と思うので、効果的な広報にも配意して頂きたい。」旨の発言があった。

刑法犯等の検挙状況(令和5年3月末)について

警察から、刑法犯等の検挙状況(令和5年3月末)について説明がなされた。
委員より、「刑法犯全体の検挙率については、まずまずの状況と感じた。検挙率はもとより、迅速に検挙に至った事例も多いと感じており、その点は評価に値すると思う。引き続き緊張感を持って取組をお願いする。」旨の発言があった。
委員より、「日夜、犯人検挙のために尽力いただいていることに感謝申し上げる。犯人検挙と併せて、県民に対する防犯への意識付けも重要と思うので、両方に配意した広報をお願いする。」旨の発言があった。
委員より、「捜査にあっては困難な部分も多いと思うが、捜査能力の向上を含めて目配りや指導を行って成果を上げていただきたい。」旨の発言があった。

交通事故の発生状況(令和5年3月末)について

警察から、交通事故の発生状況(令和5年3月末)について説明がなされた。
委員より、「交通事故の抑止は地道な取組が重要と思うので、引き続き緊張感を持って取り組んでいただきたい。」旨の発言があった。
委員より、「事故原因として追突が多いことが気になった。追突を防止するためには脇見の防止や車間距離を取ることが重要とのことであり、県民の意識改革を促す取組も重要と感じた。」旨の発言があった。
委員より、「交通事故の発生状況は増加傾向とのことであるが、交通事故死者数が昨年よりも減少していることからも、これまでの地道な取組の成果が出ていると感じている。今後、県民に危機意識を持ってもらうために、更なる注意喚起が重要と感じた。」旨の発言があった。

その他

警察職員の特別派遣について

警察から、警察職員の特別派遣について説明がなされ、審議の上、決裁した。

警察職員の特別派遣内容の変更について

警察から、警察職員の特別派遣内容の変更について説明がなされ、審議の上、決裁した。

地域交通安全活動推進委員の委嘱について

警察から、地域交通安全活動推進委員の委嘱について説明がなされ、審議の上、決裁した。

ストーカー規制法に基づく警告等の実施結果(令和5年3月中)について

警察から、ストーカー規制法に基づく警告等の実施結果(令和5年3月中)について、事案の概要、実施状況等の説明がなされた。

公安委員会宛て苦情の調査結果及び措置、回答について

警察から、公安委員会宛て苦情の調査結果及び措置、回答について説明がなされ、審議の上、決裁した。