佐賀県公安委員会

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令和5年5月12日(金)公安委員会定例会

令和5年5月12日(金)に開催した定例会において、佐賀県警察から次の事項について報告・説明があり、これを受けて審議を行いました。

定例会議の冒頭、委員長が、以下の挨拶を行った。

  • 自転車の交通事故防止について
    自転車利用者に対するヘルメット着用を努力義務とする改正道路交通法が4月1日に施行されるとともに、今月1日から1か月間を「自転車のルール遵守とマナーアップ運動期間」と定め、自転車の交通事故防止を図るため、関係機関や団体と連携して、広報啓発や街頭指導に取り組んでいると承知しています。
    自転車は、幅広い世代に身近な交通手段であり、県内でも通勤・通学の時間帯に多くの自転車が歩道を埋める様子を目にすることも多いですが、現時点においては、ヘルメットを着用している人の方が少ないと感じるのが正直な印象です。
    自転車利用者のヘルメット着用を含めて、交通安全に関する意識の向上を図るには、交通安全教育などを地道に実施していくことが重要と思います。引き続き関係機関、団体と連携した取組の推進をお願いします。
  • SAGAアリーナの開業について
    明日(5月13日)、佐賀市内に新たに建設されたSAGAアリーナが開業を迎えます。ゴールデンウィーク中には、開業前のプレイベントや、バスケットボールの試合が開催され、多くの人が訪れたとの報道も目にしました。
    今後、同アリーナでは多くの観客が予想される各種イベントの開催が予定されており、県民の1人としては楽しみな一方、警察としては交通渋滞や雑踏事故など様々な状況が懸念されます。皆様には各部で連携し、様々な状況を想定して、先手先手で対策を検討していただきたいと思います。

決裁事項

令和5年度における留置施設に対する実地監査計画について

警察から、令和5年度における留置施設に対する実地監査計画について、概要、重点項目等の説明がなされ、審議の上、決裁した。
委員より、「留置業務は閉鎖的な環境にあると思うので、監査の意義は大きいと思う。適切な管理や業務が行われるように、監査と、それに伴う指導をよろしくお願いする。」旨の発言があった。
委員より、「監査に際して一番の留意点は『基本の徹底』とのことであり、私自身もそのように感じていたので心強く感じた。必要な指導が徹底されるように配意して監査に臨んで頂きたい。」旨の発言があった。

報告事項

アサヒ飲料株式等との防犯協定締結について

警察から、アサヒ飲料株式会社等との防犯協定締結について、目的、協定内容等の説明がなされた。
委員より、「防犯カメラ付き自動販売機の設置促進は非常に効果的と感じた。今後も同様の取組が広がっていくことを期待している。」旨の発言があった。 
委員より、「安全・安心なまちづくりの協力者が増えることは非常に有り難いと思う。今後も協力していただける団体が増えることを期待している。」旨の発言があった。
委員より、「防犯に対する今後の広がりを期待するとともに、今回の締結をきっかけとして、既に協力いただいている団体の活動が更に活性化して「地域の目」が増えていくことを期待している。」旨の発言があった。

サイバー捜査研修員の指定等について

警察から、サイバー捜査研修員の指定等について説明がなされた。
委員より、「継続的な取組で、着々と捜査官の裾野が広がっているとのことであり、今年度指定を受ける研修員の皆さんが今後活躍されることを期待している。」旨の発言があった。 
委員より、「サイバー空間を利用した新たな犯罪が次々と発生する中で、このような研修制度が行われていることは非常に心強い。今後ともサイバー犯罪捜査能力の向上と未然防止の強化につながることを期待している。」旨の発言があった。
委員より、「若手捜査員の育成強化と併せて、年配者を含めて能力向上の裾野を広げる教養にも配意していただきたい。」旨の発言があった。

ニセ電話詐欺事件被疑者の検挙について

警察から、ニセ電話詐欺事件被疑者の検挙について、事案の概要、捜査の経緯等の説明がなされた。
委員より、「全国的に、いわゆる闇バイト等で若者が犯罪に手を染める事案が増えており、安易に犯罪に手を染めようとする者に『犯罪は見合わない』ということを周知する取組も重要と思う。」旨の発言があった。
委員より、「効果的な捜査で被疑者の検挙に至ったことは非常に良かった。いわゆる『闇バイト』については、『バイト』という表現が罪の意識を軽くしているのではないかと感じるので、表現の変更を検討したり、犯罪に手を染めないようにするための取組も重要と感じる。」旨の発言があった。
委員より、「スピーディーな検挙は、県民の安心につながるものであり、非常に良かった。これは常日頃の準備の結果と思う。突き上げ捜査を含めて、引き続きよろしくお願いする。」旨の発言があった。

令和5年春の交通安全県民運動の実施と主な取組について

警察から、令和5年春の交通安全県民運動の実施と主な取組について説明がなされた。
委員より、「最近、自ら運転している時に、横断歩道で止まる車が増えてきたと実感している。交通事故抑止の取組は、短期間で劇的な効果が見えることは少ないが、数年後に効果が見え初め、数十年後にはそれが当たり前になっているものと思う。地道な取組が重要と思うので、引き続き頑張っていただきたい。」旨の発言があった。
委員より、「交通部長から『意識が変われば運転が変わる。運転が変われば事故防止に繋がる』との言葉を聞き、意識を変えることの重要性を感じた。多くの人が新たな気持ちで臨んでいる年度初めのこの時期は、県民の意識に働きかけるチャンスと思うので、効果的な広報啓発が行われることを期待している。」旨の発言があった。
委員より、「地道な運動の積み重ねが今の結果に繋がっていると思うし、今行っている取組が未来に繋がると思う。県警の取組が県民に浸透していくように期待している。」旨の発言があった。

ゴールデンウィーク期間中における交通渋滞状況について

警察から、ゴールデンウィーク期間中における交通渋滞状況について説明がなされた。
委員より、「期間中、深刻な事故等の発生がなかったのは非常に良かった。これまでの取組の成果の一つと思うので、引き続きよろしくお願いする。」旨の発言があった。
委員より、「データを蓄積していくことが、次の対策に繋がると思う。」旨の発言があった。

その他

運転免許の行政処分予定者に対する意見の聴取(聴聞)結果と行政処分について

警察から、運転免許の行政処分予定者に対する意見の聴取(聴聞)結果と行政処分について、事案の概要、量定案等の説明がなされ、審議の上、決裁した。

審査請求の受理について

警察から、審査請求の受理について、審査請求の趣旨、審査請求の受理までの経緯等の説明がなされ、審議の上、決裁した。

暴力団対策法に基づく暴力行為の賞揚等禁止命令に係る意見聴取等について

警察から、暴力団対策法に基づく暴力行為の賞揚等禁止命令に係る意見聴取等について説明がなされた。

公安委員会宛て苦情に係る追加文書への対応について

警察から、公安委員会宛て苦情に係る追加文書への対応について説明がなされ、審議の上、決裁した。

公安委員会宛て苦情の受理について

警察から、公安委員会宛て苦情の受理について、事案の概要等の説明がなされ、審議の上、決裁した。

公安委員会宛て苦情の調査結果及び措置、回答について

警察から、公安委員会宛て苦情の調査結果及び措置、回答について説明がなされ、審議の上、決裁した。

公文書開示請求の受理及び開示決定等期間の延長について

警察から、公安委員会宛て公文書開示請求の受理及び開示決定等期間の延長について説明がなされ、審議の上、決裁した。

佐賀県公安委員会事務専決状況(令和5年1月~3月)について

警察から、佐賀県公安委員会事務専決状況(令和5年1月~3月)について、概要等の説明がなされた。