令和5年6月1日(木)公安委員会定例会
令和5年6月1日(木)に開催した定例会において、佐賀県警察から次の事項について報告・説明があり、これを受けて審議を行いました。
定例会議の冒頭、委員長が、以下の挨拶を行った。
- 受傷事故防止について
先般、長野県において、110番通報を受けて臨場した警察官2人が、猟銃で銃撃を受けて亡くなられるという大変痛ましい事件が発生しました。また、福岡県でも刃物を所持しての立てこもり事件や、車内に火を付けて警察署に車で突っ込む事件が発生するなど、凶悪な事件が立て続けに発生しています。
県民の安全・安心を守るために、警察官が臨場する現場に危険を伴う恐れがあることは推察していましたが、今回の報道に接し、改めてその仕事が危険と隣り合わせであることを痛感した次第です。
過去には、交番における襲撃事案などが発生しており、これまでも不測の事態に備えた実戦的訓練が行われていると承知していますが、改めて、殉職・受傷事故を防止するための取組を推進していただきたいと思います。 - 警察署協議会活動の活性化について
警察署協議会委員は、各警察署の管轄区域内に居住し、又は勤務地を有する人の中から県公安委員会が委嘱しており、先般、令和5年に委嘱予定の警察署協議会委員について決裁を終了したところです。
警察署協議会は、地域住民の意見や要望を把握するとともに、それらを警察署の活動に反映させることにより、警察活動に対する住民の理解と協力を求める場となっています。
この設置目的を達成するためにも、協議会の開催に際しては、警察活動への理解をより深め、更に関心を持っていただくための視察を組み入れるなど、活発な意見交換が行われるように配意して、協議会活動の活性化を図っていただきたいと思います。
報告事項
令和5年度6月補正警察費予算(案)の概要について
警察から、令和5年度6月補正警察費予算(案)の概要について説明がなされた。
委員より、「内容について異存なく、承知した。」旨の発言があった。
警護情勢について
警察から、警護情勢について説明がなされた。
委員より、「先手の対策についての意識を皆に浸透させ、事前の準備を徹底して、しっかりと対応していただきたい。」旨の発言があった。
委員より、「緊張感を持って体制を整えるとともに、計画性はもちろん、不測の事態に対処する柔軟性も重要と思うのでよろしくお願いする。」旨の発言があった。
「第73回北山26km耐久走」の実施について
警察から、「第73回北山26km耐久走」の実施について、実施目的、実施要領等の説明がなされた。
委員より、「仲間と一緒に走ることで一体感を醸成することができ、非常に有意義な行事と思う。皆さんの完走を願っている。」旨の発言があった。
委員より、「不安を抱えている学生も多いと思うが、仲間と完走することで今後の自信につながるものと思う。安全を最優先に、伝統行事を無事に終えることが出来ることを願っている。」旨の発言があった。
その他
G7広島サミット警備活動結果について
警察から、G7広島サミット警備活動結果について説明がなされた。
九州管区内公安委員会連絡会議における資料について
警察から、九州管区内公安委員会連絡会議における資料について説明がなされた。
公安委員会宛て苦情の調査結果及び措置、回答(2件)について
警察から、公安委員会宛て苦情の調査結果及び措置、回答(2件)について説明がなされ、審議の上、決裁した。