令和5年11月2日(木)公安委員会定例会
令和5年11月2日(木)に開催した定例会において、佐賀県警察から次の事項について報告・説明があり、これを受けて審議を行いました。
定例会議の冒頭、委員長が、以下の挨拶を行った。
- 秋の各種イベント開催に伴う事故防止について
秋の行楽シーズンを迎える中、昨日から佐賀市において佐賀インターナショナルバルーンフェスタが、本日から唐津市において唐津くんちがそれぞれ開催されています。
共に、県内有数の歴史ある大型イベントであり、県民としては楽しみである一方、他県からも多くの来客が予想されることから、県警察としては雑踏による事件・事故の防止や、円滑な交通の確保など、来場者の安全確保に特段の配意を要するところです。
県警察では、昨年の反省教訓を活かしつつ、昨年よりも多くの来場者を想定して、入念な準備を行っているとの報告を受けており、心強く感じた次第です。
最終日まで長丁場となりますが、関係機関と連携し、緊張感を持って、各種事故の未然防止に万全を期していただくようお願いします。 - 交通安全教育の取組について
今週始めに、交通安全教育に携わる交通警察官の技能向上、技能伝承を図ることを目的として、全警察署の若手警察官を対象とした交通安全講話の競技会が開催されたと承知しています。
「高齢者を対象とした交通安全講話」をテーマに、文字よりも絵を多用して説明したり、様々な交通安全グッズを紹介、活用するなど、どうすれば高齢者に分かりやすく伝えることがきるか、それぞれの工夫も加点要素になっているとのことであり、こうした競技会を一つの契機として、説明する警察官の技能向上はもちろんのこと、説明の仕方もブラッシュアップが図られることを期待しています。
全国的には、昨年から人身交通事故の発生件数が増加傾向にある中、佐賀県では、一時期増加に転じたものの、再び減少の兆しが見えてきているとのことであり、草の根で行ってきた交通安全講話を含めた取組が実(み)を結んで来ているものと感じています。
引き続き、交通安全教育を含めた各種取組の推進をよろしくお願いします。
報告事項
公文書及び個人情報開示請求取扱状況(令和5年7月~9月)について
警察から、公文書及び個人情報開示請求取扱状況(令和5年7月~9月)について、件数、開示請求の対象となった主な文書等の説明がなされた。
委員より、「状況について了解した。」旨の発言があった。
犯罪被害者支援に関する広報啓発活動の推進について
警察から、犯罪被害者支援に関する広報啓発活動の推進について、犯罪被害者支援フォーラム2023の開催、各種広報啓発活動等の説明がなされた。
委員より、「支援を充実させるためには、被害者側がどんな支援を必要としているのか、要望を聞く機会を設けることが重要と思うので、配意していただきたい。」旨の発言があった。
委員より、「被害者の立場になるのは突然のことであり、その気持ちは当事者でなければ分からないと思う。フォーラムは、被害者の声を直に聞くことができる貴重な機会であり、被害者の方々を社会で支えていくためにも、今回のフォーラムを含めた活動が意義のあるものとなることを願っている。」旨の発言があった。
令和6年度当初予算の要求について
警察から、令和6年度当初予算の要求について、要求額、主な事業等の説明がなされた。
委員より、「社会情勢を踏まえて、必要な予算をしっかりと確保できるように調整をお願いする。」旨の発言があった。
佐賀県警察嘱託犬及び同指導手に対する嘱託書の交付について
警察から、佐賀県警察嘱託犬及び同指導手に対する嘱託書の交付について説明がなされた。
委員より、「指導手や警察犬の高齢化も課題の一つと思うので、今後、更に幅広い指導手等の確保に配意していただきたい。」旨の発言があった。
警衛情勢について
警察から、警衛情勢について説明がなされた。
委員より、「しっかりと対応をお願いする。」旨の発言があった。
その他
被害者支援フォーラム2023の開催について
警察から、被害者支援フォーラム2023の開催について、概要等の説明がなされた。
九州管区内公安委員会連絡会議における資料の作成について
警察から、九州管区内公安委員会連絡会議における資料の作成について説明がなされた。
カスタマーハラスメントへの対応について
警察から、カスタマーハラスメントへの対応について、概要等の説明がなされた。
交通規制の実施について
警察から、交通規制の実施について、規制場所、規制概要等の説明がなされ、審議の上、決裁した。
令和5年中の大麻事犯に係る検挙状況について
警察から、令和5年中の大麻事犯に係る検挙状況について説明がなされた。
佐賀県公安委員会事務専決状況(令和5年7月~9月)について
警察から、佐賀県公安委員会事務専決状況(令和5年7月~9月)について、概要等の説明がなされた。