佐賀県公安委員会

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令和5年11月24日(金)公安委員会定例会

令和5年11月24日(金)に開催した定例会において、佐賀県警察から次の事項について報告・説明があり、これを受けて審議を行いました。

定例会議の冒頭、委員長が、以下の挨拶を行った。

  • 警察の人的基盤の維持について
    先週、九州管区内公安委員会連絡会議が大分市で開催されました。この中で、警察の人的基盤をどう維持するか、についても意見交換が行われ、各県の委員から様々な意見が出されました。
    これから20年程度で日本人の18歳人口が4割弱減少していく中、個人的には、警察の人的基盤を維持するために、女性に職業として選んでもらうこと、定年まで実働として働いていただくことが必要だろうと考えています。また、聖域なき業務合理化・効率化を進めなければならないと感じています。
    進化論で有名なダーウィンは、「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである」と言います。変化への抵抗や、変化による無視できない影響もあるでしょうが、恐れず、将来の佐賀県警察のために、今何をすべきかを考えていただきたいと思います。
  • 「犯罪被害者支援フォーラム2023」に参加して
    先日、佐賀市で開催された犯罪被害者支援フォーラムに参加しました。
    フォーラムでは、平成25年11月、家族が運転する車で移動中に、飲酒・無免許の乗用車に正面衝突されて大怪我を負った交通事故の被害者と、その恩師による講演が行われました。恩師と二人三脚でプロのトランペット奏者を目指していた被害者は、音楽大学入試に向かっていた正にその時に、身勝手な交通事故に巻き込まれて大怪我をされ、一瞬にしてその夢を打ち砕かれたものの、恩師をはじめ、多くの人の励ましと支えがあったからこそ、今は、新たな夢に向かうことができていると、力強く話される姿が印象的でした。
    警察官は、事件・事故の被害者、若しくは遺族の方々と真っ先に接する立場であると共に、彼らの声を聞くことができる立場にあります。皆さんには、「佐賀VOISS」や自治体等の関係機関と連携して、犯罪被害者に寄り添っていただくとともに、犯罪被害者支援に対する理解が深まるように、引き続き啓発活動を推進していただきたいと思います。

報告事項

佐賀県警察サイバー犯罪捜査実践研修制度の運用について

警察から、佐賀県警察サイバー犯罪捜査実践研修制度の運用について、目的、研修内容等の説明がなされた。
委員より、「サイバー関係の人材育成は一朝一夕では難しく、地道に裾野を広げていくことが重要と思うのでよろしくお願いする。」旨の発言があった。
委員より、「サイバー関連の人材確保は、全国的にも優先課題となっているので、継続的に取り組んでいただきたい。」旨の発言があった。
委員より、「計画的に人材育成を行ってもらいたい。」旨の発言があった。

令和5年度佐賀県警察逮捕術大会の開催について

警察から、令和5年度佐賀県警察逮捕術大会の開催について説明がなされた。
委員より、「選手の皆さんに、しっかりと頑張っていただきたい。」旨の発言があった。

中小企業向けサイバーセキュリティセミナーの開催について

警察から、中小企業向けサイバーセキュリティセミナーの開催について説明がなされた。
委員より、「サイバーセキュリティー対策は、あらゆる分野で協力する必要があると思うので、様々な機会を通じて、対策を推進していただきたい。」旨の発言があった。
委員より、「サイバーセキュリティー対策と聞くと、素人には非常に難しいと感じる印象がある。対策の必要性に関する理解を幅広く浸透させて、多くの人に実践してもらえるように取組をお願いする。」旨の発言があった。
委員より、「サイバー攻撃は、いつ、どこが被害に遭うか分からない。いざという時に、様々な障害をカバーするための対策についても検討していただきたい。」旨の発言があった。

強制わいせつ事件被疑者の検挙について

警察から、強制わいせつ事件被疑者の検挙について、事案の概要、捜査の経過等の説明がなされた。
委員より、「更なる被害を防止するためにも、地道な捜査が実を結んで被疑者検挙に至ったことは良かった。」旨の発言があった。

その他

警察職員の特別派遣について

警察から、警察職員の特別派遣について説明がなされ、審議の上、決裁した。

令和6年佐賀県警察運営指針及び活動重点(案)について

警察から、令和6年佐賀県警察運営指針及び活動重点(案)について、概要等の説明がなされた。

ストーカー規制法に基づく警告等の実施結果(令和5年10月中)について

警察から、ストーカー規制法に基づく警告等の実施結果(令和5年10月中)について、事案の概要、実施状況等の説明がなされた。

公安委員と留置施設視察委員会との合同視察の実施について

警察から、公安委員と留置施設視察委員会との合同視察の実施について、概要等の説明がなされた。

公安委員会宛て苦情の受理について

警察から、公安委員会宛て苦情の受理について説明がなされ、審議の上、決裁した。