令和5年12月22日（金）公安委員会定例会
令和5年12月22日（金）に開催した定例会において、佐賀県警察から次の事項について報告・説明があり、これを受けて審議を行いました。
定例会議の冒頭、委員長が、以下の挨拶を行った。
- １年を振り返って
今年５月に新型コロナウイルス感染症が５類に移行し、人の流れが一気にコロナ禍以前に戻ってきたことで、刑法犯認知件数や交通事故発生件数が増加傾向に転じていることについては憂慮しています。そのような中、年の後半には、交通事故発生件数が増加傾向から昨年比マイナスに転じたのは、県警察がこれまで行ってきた地道な取組が結実し、目に見える形で表れてきているものと思います。
今後、少子高齢化の影響が更に顕著になることが予想されます。県警察にあっても人的基盤の確保や強化は喫緊の課題であり、定年延長や厳しい採用情勢に対応していく必要があると思います。幹部の皆さんには、若い人たちが目指したいと思ってくれる魅力ある職場作りを目指して、女性の活躍推進や業務効率化等を更に推進して頂きたいと思います。 - 年末年始における有事即応とワークライフバランスについて
今年も残すところあと10日となりました。各所属においては、年末年始も事件・事故の未然防止に向けた警戒活動に各方面で取り組んでいただくこととなり、公安委員会としましても、その御労苦に対して敬意と感謝を表する次第です。
年末年始に入ると、限られた人員で対応することになると思います。有事の際の備えをしっかりと行っていただきつつ、職員の皆さんも、適宜充実した年末年始休暇を取得していただき、御家族共々明るい新年を迎えていただくことを祈念しています。
報告事項
令和５年11月定例県議会の結果について
警察から、令和５年11月定例県議会の結果について説明がなされた。
委員より、「一般質問では、来年度開催の国民スポーツ大会等に向けた県警察の取組等について質問がなされたとのことであるが、これは今後の佐賀県警察の意気込みを確認されたものと思う。今後もしっかりと取り組みを推進していただきたい。」旨の発言があった。
委員より、「引き続き、適切に議会対応をお願いする。」旨の発言があった。
警察署当番のブロック運用の試行について
警察から、警察署当番のブロック運用の試行について、目的、概要等の説明がなされた。
委員より、「限られた人員を効率よく運用し、業務の最適化を図るために必要な試行と感じた。試行を行うに際しては、業務が縮小される等の誤解を招かないように、地元自治体等に説明を行うなど、理解を得ながら円滑に運用がなされることを期待している。」旨の発言があった。
委員より、「ワークライフバランスを図るためにも、今回の運用が業務の効率化に資することを期待している。」旨の発言があった。
初詣における主な雑踏警備について
警察から、初詣における主な雑踏警備について、警備体制、警備重点等の説明がなされた。
委員より、「初詣等で多くの参拝客が訪れる地域は、周辺地域も交通混雑が予想される。周辺地域を含めて、事件事故等がないように祈念している。」旨の発言があった。
委員より、「昨年よりも多くの人が集まることが予想されるので、万全の備えをお願いしたい。」旨の発言があった。
交通死亡事故多発警報の発令に伴う警察の取組等について
警察から、交通死亡事故多発警報の発令に伴う警察の取組等について説明がなされた。
委員より、「取組については適切に行っていただいていると理解している。これ以上の交通死亡事故が発生しないように祈念している。」旨の発言があった。
委員より、「昨年に続いて年末にかけて交通死亡事故が頻発したことを受け、改めて気を引き締めなければならないと感じた。引き続き取組をお願いする。」旨の発言があった。
その他
佐賀県公安委員会等の所管する行政手続等に係る情報通信を活用した行政の推進等に関する規則の一部改正について
警察から、佐賀県公安委員会等の所管する行政手続等に係る情報通信を活用した行政の推進等に関する規則の一部改正について説明がなされ、審議の上、決裁した。
令和６年佐賀県警察年頭視閲式について
警察から、令和６年佐賀県警察年頭視閲式について、概要等の説明がなされた。
ストーカー規制法に基づく警告等の実施結果（令和５年11月）について
警察から、ストーカー規制法に基づく警告等の実施結果（令和５年11月中）について、事案の概要、実施状況等の説明がなされた。
SAGA2024佐賀国民スポーツ大会等における警衛警備等について
警察から、SAGA2024佐賀国民スポーツ大会等における警衛警備等について説明がなされた。
第10回「金融犯罪の被害撲滅に向けた関係者連携会議」の開催結果について
警察から、第10回「金融犯罪の被害撲滅に向けた関係者連携会議」の開催結果について説明がなされた。