令和6年1月18日（木）公安委員会定例会

令和6年1月18日（木）に開催した定例会において、佐賀県警察から次の事項について報告・説明があり、これを受けて審議を行いました。

定例会議の冒頭、委員長が、以下の挨拶を行った。

• 令和６年佐賀県警察運営指針について
  県公安委員会と県警察では、県警察の事務の運営に係る大綱方針となる令和６年佐賀県警察運営指針及び活動重点を策定しました。
  今年の運営指針は、昨年に引き続いて『県民の期待と信頼に応える力強い警察』を掲げ、これを実現するための活動重点が示されたと承知しています。
  幹部の皆さんは、この運営指針の達成に向けて、具体的な目標を職員の皆さんに周知していただき、安全安心を実感できる佐賀県を目指して、県民目線で各種取組を強力に推進していただきたいと思います。
• 110番通報の適正な利用の促進について
  昨年の110番通報受理件数について、一昨年より増加したとの報告を受けました。人の動きがコロナ禍前に戻る中、110番通報の増加は予想されたところですが、警察による緊急の対応を要しない通報が全体の約４分の１を占めていたとのことであり、数の多さに正直驚きました。内容を伺うと、中には憤りを覚えるようなものもあり、緊急ダイヤルとしての110番の機能を損なわないためにも、県民の皆さんに110番の適正な利用を促す必要があると感じました。
  先週１月10日には「110番の日」に合わせて、110番の適正な利用を促すため、様々な広報活動が行われたと承知しています。引き続き、取組の推進をお願いします。

報告事項

留置管理業務の効果的な運用について

警察から、留置管理業務の効果的な運用について説明がなされた。
委員より、「業務の改善はもとより、ワークライフバランスの改善が図られることは非常に良いと思う。業務運営がよりスムーズに行われることを期待している。」旨の発言があった。
委員より、「今後も様々な課題解消に向けて積極的に検討を行い、より効果的な運営が図られるようになる事を期待している。」旨の発言があった。

「ながら防犯研修会」の開催について

警察から、「ながら防犯研修会」の開催について、趣旨、研修内容等の説明がなされた。
委員より、「私自身『ながら防犯』について馴染みがなかったのが正直なところである。『ながら防犯』の活動について県民に広く周知を図ることが重要と思うので、よろしくお願いする。」旨の発言があった。
委員より、「『ながら防犯』の取組について、今後の定着が課題と思うので、引き続き取組の推進をお願いする。」旨の発言があった。
委員より、「知人が『ながら防犯』の一つである『パトラン佐賀』に参加している。今後の取組継続が重要と思うので、今回の研修会が成功することを祈っている。」旨の発言があった。

佐賀県サイバーテロ対策協議会におけるセキュリティセミナーの開催につ いて

警察から、佐賀県サイバーテロ対策協議会におけるセキュリティセミナーの開催について、概要等の説明がなされた。
委員より、「いかに多くのインフラ事業所に参画してもらうかが重要と思うので、今後も取組の推進をお願いする。」旨の発言があった。
委員より、「各事業所の関心が高まって、対策の機運が広がることを期待している。」旨の発言があった。
委員より、「ここ数年、全国的にシステムエラー等が問題となって社会的な不安を与える事案が発生したことが報道されている。今回のセミナーが実効的かつ実りあるセミナーになることを期待している。」旨の発言があった。

初任科長期課程第267期生の卒業について

警察から、初任科長期課程第267期生の卒業について、教養期間中の主な研修内容や卒業式次第等の説明がなされた。
委員より、「祝意を申し上げる。自信と希望を持って卒業されることを祈念する。」旨の発言があった。

その他

運転免許の行政処分予定者に対する意見の聴取(聴聞)結果と行政処分について

警察から、運転免許の行政処分予定者に対する意見の聴取（聴聞）結果と行政処分について、事案の概要、量定案等の説明がなされ、審議の上、決裁した。

審査請求事案の裁決について

警察から、審査請求事案の裁決について、請求の趣旨、審理手続きの経過等の説明がなされ、審議の上、決裁した。

初任科長期課程第267期生の卒業について

警察から、初任科長期課程第267期生の卒業式について、概要等の説明がなされた。

能登半島地震に伴う佐賀県警察職員の特別派遣に関する情勢について

警察から、能登半島地震に伴う佐賀県警察職員の特別派遣に関する情勢について説明がなされた。