令和6年5月23日(木)公安委員会定例会
令和6年5月23日(木)に開催した定例会において、佐賀県警察から次の事項について報告・説明があり、これを受けて審議を行いました。
定例会議の冒頭、委員長が、以下の挨拶を行った。
- サイバー犯罪捜査への対応について
前回の定例会において、令和6年度サイバー捜査研修員の指定について報告を受けました。
デジタル化の進展に伴い、サイバー空間は、重要な社会経済活動が営まれる公共空間となっており、昨年度、県警察における相談受理状況についてもサイバー関連の相談が高水準で推移していると承知しております。
サイバー空間の安全・安心を確保するためには、サイバー捜査の知見を有する捜査員を拡充することが極めて大切だと感じています。
県民がサイバー犯罪の被害に遭うのを未然に防止するとともに、被害を認知した時は即座に対応できるよう、引き続き、捜査員の育成をよろしくお願いします。 - 適正な留置施設の管理運営について
前回の定例会において、令和6年度における留置施設に対する実地監査計画について決裁致しました。
その際の報告では、県内の全警察署において、留置施設の管理運営に関する項目や、被疑者の性別、地位その他の属性に応じた処遇の実施について必要な確認、指導が行われるとのことでした。
留置業務は「基本の遵守」が極めて重要とのことですので、視察等を通じて必要な事項をしっかりと確認していただきたいと思います。
また、留置業務は、閉鎖的な環境で緊張感を持った業務を担当していることから、人一倍ストレスがかかる業務と推察します。
普段から積極的な声かけを行い、士気高揚や非違事案の防止にも配意していただくようお願いします。
決裁事項
令和6年度佐賀県留置施設視察委員会委員の任命について
警察から、令和6年度佐賀県留置施設視察委員会委員の任命について説明がなされ、審議の上、決裁した。
委員から、「令和6年度の佐賀県留置施設視察委員会委員の任命について異論はない。」旨の発言があった。
報告事項
刑事訴訟法違反(保釈等をされた被告人の公判期日への不出頭罪)事件被疑者の検挙について
警察から、刑事訴訟法違反(保釈等をされた被告人の公判期日への不出頭罪)事件被疑者の検挙について、事案の概要等の説明がなされた。
委員から、「県内初の刑事訴訟法違反(保釈等をされた被告人の公判期日への不出頭罪)事件の検挙事例ということで了承した。」旨の発言があった。
令和6年度佐賀県国民保護共同実動訓練への参加について
警察から、令和6年度佐賀県国民保護共同実動訓練への参加について、訓練日時・場所、参加機関、訓練想定等の説明がなされた。
委員より、「13年ぶりの訓練ということで、初めて訓練に参加される方も多いと思う。いざという時に備えて、訓練をしっかり行っていただきたい。」旨の発言がなされた。
委員より、「訓練では、いかに状況を把握して判断できるか、その時の手順をしっかり確認していただくとともに、本年10月の国スポ・全障スポ警備に向け、意義のあるものにしていただきたい。」旨の発言がなされた。
委員より、「今回は、多数の機関が参加して行われる訓練であることから、貴重な機会として、緊張感を持って訓練に励んでいただきたい。」旨の発言がなされた。
その他
佐賀県留置施設視察委員会委員との懇談会について
警察から、佐賀県留置施設視察委員会委員との懇談会について説明がなされた。
佐賀県警察アドバイザーの委嘱について
警察から、佐賀県警察アドバイザーの委嘱について、被委嘱者、令和5年度の活用状況等の説明がなされた。
佐賀県技能指導官の任命について
警察から、佐賀県技能指導官の任命について、新たに任命される技能指導官、技能指導官の職務等の説明がなされた。
佐賀県迷惑防止条例の一部改正について
警察から、佐賀県迷惑防止条例の一部改正について説明がなされ、審議の上、決裁した。
警察職員の特別派遣について
警察から、能登半島地震に伴う特別派遣について説明がなされ、審議の上、決裁した。
佐賀県公安委員会事務専決状況(令和6年1月~3月)について
警察から、佐賀県公安委員会事務専決状況(令和6年1月~3月)について概要等の説明がなされた。
公安委員会宛て苦情の調査結果及び措置、回答について
警察から、公安委員会宛て苦情の調査結果及び措置、回答について説明がなされ、審議の上、決裁した。
公安委員会宛て苦情の受理ついて
警察から、公安委員会宛て苦情の受理について説明がなされ、審議の上、決裁した。