令和6年9月5日（木）公安委員会定例会
令和6年9月5日（木）に開催した定例会において、佐賀県警察から次の事項について報告・説明があり、これを受けて審議を行いました。
定例会議の冒頭、委員長が、以下の挨拶を行った。
- 「ＳＡＧＡ２０２４国スポ、全障スポ」の開催について
「ＳＡＧＡ２０２４国スポ・全障スポ」の開催まで、１か月となりました。
本大会は、「国体」の愛称で親しまれてきた「国民体育大会」が、「国民スポーツ大会」へと変わる最初の大会であり、佐賀県での開催は、1976年（昭和 51年）の「若楠国体」以来となります。
期間中は、全国から、大会出場選手をはじめ、競技関係者や観戦客など、多くの来県者が予想されます。
県警察としても、大会開催に伴う警備の万全はもちろん、通常の治安対策についても十分な措置を講じていただきながら、県を挙げてのビッグイベントの安全で円滑な運営を支えていただくようよろしくお願いします。 - 飲酒運転根絶に向けた取組の継続について
定例会後の個別決裁では、運転免許の行政処分予定者に対する意見の聴取結果等を踏まえ、行政処分の決裁を行っています。
各対象者の違反内容や量定案等の説明を受け、審議の上、決裁を行っていますが、依然として飲酒運転に伴う取消処分者が後を絶ちません。
法律の厳罰化により、取消処分者の中で飲酒運転が占める割合が大きくなっている影響もあるかもしれませんが、先月も酒気帯び運転に伴う逮捕事案が報 道されており、根絶には程遠いのが実態であると感じています。
飲酒運転の根絶のためには、県民全体に「飲酒運転は重大な犯罪」という意識を根付かせることが大切です。
今後も効果的な指導取締りと未然防止のための啓発活動を徹底していただくようよろしくお願いします。
報告事項
安心安全なまちづくり集会の実施について
警察から、安心安全なまちづくり集会の実施について説明がなされた。
委員より、「暴力団排除の機運を醸成しつつ、県民が関心を持ち続けることができるよう、警察としても広報等を含めしっかり取り組んでいただきたい。」旨の発言があった。
委員より、「県内のモデルケースとして、様々な形で連携する仕組み作りに繋がればと思う。引き続きの取組をお願いする。」旨の発言があった。
委員より、「地域住民の皆さんの暴力団排除に向けた動きが盛り上がりつつあるのは良いことだと思う。引き続きの取組をお願いする。」旨の発言があった。
グーグルマップを活用した交通事故発生マップの公開について
警察から、グーグルマップを活用した交通事故発生マップの公開について説明がなされた。
委員より、「広く県民の皆さんに交通事故の発生場所を伝えることは意味があり、大変有益だと思う。また、これら蓄積データを更に有効活用していただきたい。」旨の発言があった。
委員より、「ホームページから閲覧できるということであるが、今後、広報を通じて県民の皆さんに意識していただけるよう努めていただきたい。また、各警察署協議会を通じて交通事故情勢の浸透を図るなど、交通事故防止の意識を高めていく取組を推進していただきたい。」旨の発言があった。
委員より、「良い取組だと思う。交通事故防止のために、これらビッグデータの活用がより良い方向に向かうことを期待する。」旨の発言があった。
運転免許に係る外国語学科試験の受験状況について
警察から、運転免許に係る外国語学科試験の受験状況について説明がなされた。
委員より、「佐賀でも運転免許を取得する外国の方が増えているということが分かった。交通ルールをはじめ、交通事故防止に向けた指導も併せてお願いする。」旨の発言があった。
委員より、「これからは共生の社会となっていくので、このような仕組みを作ることは大切だと思った。」旨の発言があった。
委員より、「外国の方が日本社会で増加していく大きな流れの中でこのようなことに配意することは必要だと感じている。また、効果が上がっているとのことであり、引き続きの取組をお願いする。」旨の発言があった。
その他
運転免許の行政処分予定者に対する意見の聴取(聴聞)結果と行政処分について
警察から、運転免許の行政処分予定者に対する意見の聴取（聴聞）結果と行政処分について、事案の概要、量定案等の説明がなされ、審議の上、決裁した。
運転免許証とマイナンバーカードの一体化について
警察から、運転免許証とマイナンバーカードの一体化について説明がなされた。
初任科短期課程第84期卒業式について
警察から、初任科短期課程第84期卒業式について、概要等の説明がなされた。
公安委員会と留置施設視察委員会との合同視察等について
警察から、公安委員会と留置施設視察委員会との合同視察等について説明がなされた。
全国警察柔道剣道選手権大会の結果について
警察から、全国警察柔道剣道選手権大会の結果について報告がなされた。