令和7年5月15日(木)公安委員会定例会
令和7年5月15日(木)に開催した定例会において、佐賀県警察から次の事項について報告・説明があり、これを受けて審議を行いました。
定例会議の冒頭、委員長が、以下の挨拶を行った。
- 適正な留置施設の管理運営について
先日の定例会(5月8日)において、令和7年度における留置施設に対する実地監査計画について決裁いたしました。
その際の説明では、県内の全警察署において、留置施設の管理運営に関する項目や、被疑者の属性に応じた処遇の実施について、必要な確認、指導が行われるとのことでした。
留置業務は「基本の遵守」が極めて重要と考えており、視察等を通じて必要な事項をしっかりと確認していただきたいと思います。
また、留置業務は、閉鎖的な環境における緊張感が続くものであることから、担当職員には、人一倍ストレスがかかるのではないかと推察します。
引き続き、担当職員に対しては、普段から積極的な声かけを行うことなどを通じ、士気高揚や事故防止にも配意していただくようお願いします。 - ニセ電話詐欺の被害防止について
先日の定例会において、ニセ電話詐欺事件被疑者の検挙について報告を受けました。
この種事案は、広域的かつ組織的犯行であり、捜査に際して様々な困難があると推察されますが、迅速かつ的確な捜査の結果、被疑者の検挙に至り、県民の1人として嬉しく思います。
また、本年1月から3月末までの間の刑法犯認知状況について説明がなされ、詐欺や横領などの知能犯が増加していると報告を受けました。
中でも、ニセ電話詐欺については、前年同期比で34件増加しているとのことであり、県民に対する効果的な被害防止広報など、更なる注意喚起が求められているところです。
検挙と抑止の両輪により、更なる被害を食い止めることが重要と思いますので、引き続き取組をよろしくお願いします。
報告事項
会計検査院による会計実地検査の受検結果について
警察から、会計検査院による会計実地検査の受検結果について説明がなされた。
委員より、「会計検査院による会計実地検査の受検結果について承知した。引き続き、適切な会計処理をお願いする。」旨の発言があった。
麻薬及び向精神薬取締法違反(施用)事件被疑者の検挙について
警察から、麻薬及び向精神薬取締法違反(施用)事件被疑者の検挙について説明がなされた。
委員より、「引き続き捜査を尽くし、この種事案の抑止にも努めていただきたい。」旨の発言があった。
委員より、「若年層による薬物事犯が増加している現状を注視し、パトロールはもちろん、取締り、検挙についてもよろしくお願いする。」旨の発言があった。
委員より、「法改正後、県内発の検挙事例ということで、引き続きの捜査をよろしくお願いする。」旨の発言があった。
その他
運転免許の行政処分予定者に対する意見の聴取(聴聞)結果と行政処分について
警察から、運転免許の行政処分予定者に対する意見の聴取(聴聞)結果と行政処分について、事案の概要、量定案等の説明がなされ、審議の上、決裁した。
指定自動車学校に対する行政処分について
警察から、指定自動車学校に対する行政処分について説明がなされた。
運転免許取消処分の撤回について
警察から、運転免許取消処分の撤回について説明がなされ、審議の上、決裁した。
審査請求事案の裁決について(2件)
警察から、審査請求事案の裁決について(2件)説明がなされ、審議の上、決裁した。
災害対応訓練の実施結果について
警察から、災害対応訓練の実施結果について報告がなされた。
警護情勢について
警察から、警護情勢について説明がなされた。
不適正事案防止に向けた取組について
警察から、不適正事案防止に向けた取組について説明がなされた。
佐賀県公安委員会における重要経済安保情報の保護に関する規程の制定について
警察から、佐賀県公安委員会における重要経済安保情報の保護に関する規程の制定について説明がなされ、審議の上、決裁した。
本部長感謝状の贈呈について
警察から、本部長感謝状の贈呈について説明がなされた。
令和7年度における信号機の設置と撤去について
警察から、令和7年度における信号機の設置と撤去について説明がなされ、審議の上、決裁した。
佐賀県暴力団排除条例の一部を改正する条例(案)の令和7年6月定例県議会への提出について(伺い)
警察から、佐賀県暴力団排除条例の一部を改正する条例(案)の令和7年6月定例県議会への提出について(伺い)について説明がなされ、審議の上、決裁した。
令和7年春の叙勲の受章について
警察から、令和7年春の叙勲の受章について説明がなされた。