令和7年9月4日(木)公安委員会定例会
令和7年9月4日(木)に開催した定例会において、佐賀県警察から次の事項について報告・説明があり、これを受けて審議を行いました。
定例会議の冒頭、委員長が、以下の挨拶を行った。
- 自転車マナーアップモデル校との取組について
先日、自転車に乗る高校生の交通安全意識向上策を話し合う「自転車マナーアップ推進ジョイントミーティング」というイベントが、太良高校で行われた、という新聞記事がありました。
太良高校の生徒が、県警察本部及び鹿島警察署の担当者とともに、高校生にヘルメット着用を促すための啓発の仕方等について意見交換したというものです。
県内の高校生が関係する自転車事故の件数は、ここ5年間、高止まりの状況が続いており、全国の統計では、ヘルメットを着用していない場合の死亡率・重傷率は、ヘルメットを着用している場合に比べて1.7倍高くなるということでした。
他県の公立高校では、通学時のヘルメット着用を義務化する動きが広がっているとのことであり、本県においても、ヘルメットの着用が浸透するよう、教育委員会や小中高校と連携するなど、引き続き、取組を進めていただくようお願いします。 - 災害警備について
9月は、台風の発生、上陸が多いシーズンです。
さらに、秋雨前線と台風が重なることで、非常に激しい雨が降りやすくなり、災害の危険度が高くなる時期でもあります。
警察本部や各警察署において、これまで、様々な場面を想定した災害対応訓練が行われていると承知しています。
災害は、いつ、いかなる状況で発生するか分かりません。
皆様には、過去の経験を活かし、関係機関と連携することはもちろん、災害発生時に使用する装備品や資機材の点検を行うなど、引き続き、有事即応の備えに配意していただくようお願いします。
決裁事項
特例施設占有者の指定について
警察から、特例施設占有者の指定について、概要、特例施設占有者、指定特例施設占有者の用件等の説明がなされ、審議の上、決裁した。
委員より、「特例施設占有者の指定について承知した。」、「県警察と施設占有者双方の業務の効率化に資するものであるので、引き続き、対象となる施設占有者に対する働きかけを行っていただきたい。」旨の発言があった。
佐賀県監査委員による定期監査(令和6監査年度第2回)の結果について
警察から、佐賀県監査委員による定期監査(令和6監査年度第2回)の結果について、監査の目的、概要、監査の着眼点、監査結果及び措置等の説明がなされ、審議の上、決裁した。
委員より、「佐賀県監査委員による定期監査(令和6監査年度第2回)の結果について承知した。」、「県警察に対する指摘のみならず、他機関に対する指摘についても、県警察にあてはまるものについては県警察内で周知し、未然防止に活用していただきたい。」旨の発言があった。
報告事項
令和7年度9月補正警察費予算(案)の概要について
警察から、令和7年度9月補正警察費予算(案)の概要について説明がなされた。
委員より、「令和7年度9月補正警察費予算(案)の概要について承知した。」、「緊急性を踏まえた内容となっているように思われる。」、「航空隊女性用施設の新設工事については、働く女性の職場環境に関するものであり、予算措置がなされた場合は、速やかな対応をお願いする。」旨の発言があった。
「SHB共同宣言式」の実施について
警察から、「SHB共同宣言式」の実施について、日時・場所、参加者、当日の状況等の説明がなされた。
委員より、「ニセ電話詐欺の被害に遭わないよう、引き続き、インパクトのあるチラシの作成・配布をお願いする。」、「『SHBといえば詐欺被害防止』というイメージが県民に浸透するよう、引き続きの取組をお願いする。」、「今後も、引き続き、金融機関と県警察が力を合わせ、詐欺被害防止の取組を推進していただきたい。」旨の発言があった。
「ながさきピース文化祭2025」に伴う警衛の実施について
警察から、「ながさきピース文化祭2025」に伴う警衛の実施について説明がなされた。
委員より、「長崎県警察とも連携し、任務を全うしていただくようお願いする。」旨の発言があった。
その他
初任科短期課程第85期卒業式について
警察から、初任科短期課程第85期生の教養期間中における主な研修等及び卒業式の挙行について説明がなされ、審議の上、決裁した。
委員より、「初任科短期課程第85期生の教養期間中における研修等について承知した。」、「警察学校で育てられた大切な人材が、現場で活躍できるようしっかり指導いただきたい。」旨の発言があった。
公安委員会と留置視察委員会による合同視察の実施について
警察から、公安委員会と留置視察委員会による合同視察の実施について、視察警察署及び視察要領等の説明がなされ、審議の上、決裁した。
委員より、「合同視察については良い取組である。」、「公安委員会と留置視察委員会による合同視察の実施について承知した。」旨の発言があった。
玄海原発における特異事案について
警察から、玄海原発における特異事案について説明がなされた。
警護情勢について
警察から、警護情勢について説明がなされた。
委員より、「万全の警護をよろしくお願いする。」旨の発言があった。
佐賀県少年指導委員規程の一部改正について
警察から、佐賀県少年指導委員規程の一部改正について、少年指導委員章の廃止等の説明がなされ、審議の上、決裁した。
委員より、「引き続き、県警察と少年指導委員が連携し、取組を推進していただきたい。」旨の発言があった。
令和7年度全国警察柔道・剣道選手権大会の結果について
警察から、令和7年度全国警察柔道・剣道選手権大会の結果について報告がなされた。
委員より、「令和7年度全国警察柔道・剣道選手権大会の結果について承知した。」、「10月に開催される全国警察柔道・剣道大会(団体戦)に向けて、引き続き、訓練に励んでいただきたい。」旨の発言があった。
懲戒処分に関する報告について
警察から、懲戒処分に関する報告(科学捜査研究所職員によるDNA型鑑定における不祥事案)について、処分実施予定日、処分内容、処分理由、再発防止策等の説明がなされた。
委員より、「職員が担当した案件を全て確認するなど、処分まで長期間を要したことは、やむを得ないと思う。」、「事案の重大性を踏まえると、懲戒免職処分という厳正な処分としたことは妥当である。」、「これまで議論を重ねてきた再発防止策の実行を、しっかりお願いする。」、「再発防止策は、必要に応じて、見直しを続けていただきたい。その実施状況は、引き続き報告いただきたい。」、「処分時の広報は、丁寧な説明に努めるようお願いする。」旨の発言があった。








