市民に広がる覚せい剤の恐怖
現在、覚せい剤の乱用が大きな社会問題となっています。
覚せい剤は、最近は、少年や主婦といった、今まで覚せい剤との縁がなかった一般の市民層まで広がり、「第3次覚せい剤乱用期」に突入したといわれています。
「1回だけなら・・・」が恐ろしい悪循環につながります。
覚せい剤の恐ろしさは、何度も繰り返し使用したくなる性質にあります。
また、覚せい剤には、
- 幻覚や妄想を引き起こし、錯乱状態になり、他人を傷つける
急性中毒となった場合には、意識を失い、脳出血で死亡することもある
などの恐ろしい副作用もあります。
最近では、隠語で「S(エス)」「スピード」とも呼ばれ、外国人等の密売人が、繁華街や駅前などで声をかけたり、携帯電話で注文を受けたりして、街頭で密売する手口も見られます。
覚せい剤の密売人は、
- 無理なくやせ、スマートになる
- 頭がすっきりする
- 嫌なことを忘れられる感じがする
などと普通の薬のようなことを言って、甘い言葉で誘惑の手を延ばしてきます。
家族や友達が覚せい剤に手を出していると思ったら、迷わず相談してください。
覚せい剤に関する相談、お問い合わせは
- 最寄りの警察署、交番、駐在所
- 佐賀県警察本部相談室 TEL 0952-26-9110
までお願いします。
Q 薬物乱用がいけないと言われていますがどこがいけないのですか?
A 薬物乱用の害は、脳の中枢神経を侵し、神経障害を起こします。
殺人、放火などの凶悪な犯罪を引き起こす原因にもなります。
脳の中枢神経が侵される
薬物の乱用とは、具体的には、
- 覚せい剤
- 大麻(マリファナ)
- ヘロイン、コカイン
- 向精神薬
等の乱用があります。
これらは、本来の目的以外で使用すれば、たとえ1回の使用でも乱用となり、重大な犯罪となります。
薬物乱用の特徴は、中枢神経を侵して酩酊、幻覚などをもたらし、連用によって依存症が生じ、薬物なしではいられない状態が起こり、異常な精神状態をきたすことです。
最後に残るものは
さらに、薬物乱用により、過去にも幻覚や妄想により殺人、放火、傷害などの凶悪な事件が発生しています。
薬物乱用によって最後に残るものは、肉体的、精神的な傷害だけでなく、家庭の崩壊、生活の破綻といった悲劇しか残らないのです。
薬物乱用の悪循環(覚せい剤の場合)
1.初期の乱用によって耐性が生じ

2.「めちゃ打ち」が始まり

3.依存症が強まり、徐々に異常な行動も目立ちはじめる・・・

4.生活は完全に薬物中心となってしまう

「ダメ。ゼッタイ。」は薬物乱用防止の合い言葉