犯罪になるDV(ドメスティック・バイオレンス)

ドメスティック・バイオレンス(以下DVという)とは、配偶者(内縁関係等の事実上の婚姻関係を含む)からの暴力をいいます。

夫婦であっても、殴って怪我をさせれば傷害罪が成立します。

DVは、パートナーからの虐待です ~DV犯罪の発生~

DVは単なる夫婦喧嘩の延長ではありません。原因は多岐に渡りますが、加害者は、自分の感情や意識をコントロールできない人間で、自分の気持ちのはけ口として配偶者に暴力を加えている場合も多いと思われます。

 

DV対策の流れ(115KB; PDFファイル)

配偶者からの暴力事件が起きないための指針
 1  配偶者は対等であるという確固たる信念を持つ

自立する勇気 

 2  暴力は、はっきりと拒否する

断固たる決意

 3

 早めに配偶者から離脱する

離脱

 4  離脱した相手とは連絡しない 

つきまといの警戒

 

(離脱前に個人的なメモなどの情報を処分する) 

個人情報の整理 

 5  被害状況をメモしたり診断書等により証拠化を図る 

相談機関への説明 

 6

 一人で悩まず身近な相談機関に相談する

早めの相談 

 

自立する勇気 

事例

イラスト:母と子結婚当初から夫に殴られていたが、子どもができるとますます暴力がエスカレートしてきた。
このままでは、子どものためにもよくないと考え、家庭裁判所に離婚調停を依頼し、関係機関の協力で、親子二人の新生活をスタートさせた。

防犯への心構え

  1. 実家、配偶者暴力相談支援センター等に暴力の実体を説明するとともに、自立への協力を求めましょう。
  2. 弁護士等の専門家に法律相談を依頼し、アドバイスを受けましょう。
  3. 離婚を決意したら家庭裁判所に離婚調停を依頼するなど、過去にとらわれないよう法的な処置をとりましょう。
  4. 婚姻を継続する場合は、心理カウンセラー等専門家の指導を受けましょう。

断固たる決意

事例

イラスト:交際を拒否する女性内縁関係の彼が勤務先をリストラされたことから、彼女に殴る蹴るの暴行を加えるようになり、彼女は肋骨を折って救急車で搬送された。

 

防犯の心構え

  1. 家庭内での傷害でも犯罪が成立します。
    逮捕を望む場合は我慢や遠慮をせずに、速やかに警察に相談しましょう。
  2. 婚姻、同棲の継続・解消等の悩みは、家庭裁判所等の専門機関に相談しましょう。

離脱

事例

イラスト:けがをした女性夫が、毎日のように些細なことで言いがかりをつけて、妻に殴る蹴るの暴行を加えた。妻は、耐えきれずに夫が留守の時に、おびえる子どもの手を引いて家を出てきた。

防犯への心構え

  1. 怪我をする前に、暴力を働く配偶者から離脱し、安全な場所に避難しましょう。
  2. 母親が殴られ、傷ついている家庭は、子どもにとっても健全な育成環境でないことをしっかりと自覚しましょう。
  3. 配偶者暴力相談支援センター等に保護の相談をしましょう。
    生活全般にわたり適切な援助をします。

つきまといの警戒

事例

イラスト:元夫のストーカーに悩む女性暴力が原因で離婚した夫が、元妻につきまとい、勤務先にきて殴る蹴るの暴行をはたらき、ケガをさせた。

防犯への心構え

  1. 外出時に、防犯ブザーを携帯する。
  2. いつでも110番できるように携帯電話を携行するか、公衆電話の所在地を確認しておく。
  3. 万が一の場合は交番、コンビニ等に駆け込み、助けを求める。
  4. 夜間の一人歩きはできるだけ避け、明るく人通りの多い道を歩く。
  5. 家人に迎えにきてもらうか、タクシー等を利用する。
  6. 家や職場を出るときは、周囲をよく見て警戒する。
  7. 転居先に非常ベル等の防犯施設を設置する。転居先に高層住宅を希望する場合は、エレベーター等に防犯カメラの設置がある方がより安心です。

個人情報の整理 

事例

イラスト:脅迫電話に悩む女性暴力を振るう夫から逃れ、新天地で子どもと生活を始めた。残された夫は、家にあった住所録、妻の手紙から、妻の友人等を訪ねるなどして妻子の居所をつきとめ、転居先に乗り込んできたり、脅迫電話をかけてくるようになった。

防犯への心構え

  1. 配偶者からの離婚を決意したら、早めに準備しましょう。
  2. 家族・友人・勤務先の住所、電話番号等を相手教えないよう依頼しましょう。
  3. 親戚、友人、勤務先等に転居先の住所を相手に教えないように依頼しましょう。
  4. 転居先の電話には留守番、ナンバーズディスプレイ等を備えた多機能電話を活用しましょう。
  5. 脅迫電話があったら、日時、内容等を記録しておきましょう。
  6. もし、相手方からの電話に出てしまったら、余計な会話はせず、相手に、配偶者暴力相談支援センターや警察に相談していることを告げるなど、毅然とした態度で拒絶の意思を伝えましょう。

相談機関への説明

相談するときは、次のことを説明してください 

  1. 配偶者からの暴力を受けた状況 イラスト:DVに悩む女性
  2. 生命・身体に危害を受けた原因、理由、事情等
  3. 医療機関への通院・診断結果・診断書の有無

早めの相談

事例

イラスト:夫の暴力におびえる妻夫は結婚当初から時折暴力を振っていたが、普段は家族で買い物に行ったりレストランに行ったりするので、近所の人には仲のよい夫婦に思われている。しかし、機嫌が悪いと暴力を振るい、暴力の程度もエスカレートし、首を絞められるようになったため専門の機関に相談にきた。

防犯への心構え

  1. 配偶者から暴力を加えられた時は、早めに専門機関に相談しましょう。
  2. 近所の人からの110番でも警察官が来たときは、事実を話しましょう。
    相談のみで、被害届を出したくない場合でも、警察は暴力の抑止、被害者の保護等の措置を講ずるとともに専門機関を紹介するなどのアドバイスをします。

相談機関一覧

配偶者暴力相談支援センター

  • 佐賀県総合福祉センター:0952-26-1212
  • 佐賀県女性センター「アバンセ」:0952-26-0018


女性の人権ホットライン:0952-28-7220

佐賀県警察本部

  • 警察相談室:0952-26-9110 または #9110
  • レディーステレホン:0952-28-4187


各警察署・交番・駐在所

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