安全に登山を楽しむために

登山家に人気がある「多良岳」全景

 平成28年から新たな国民の祝日として、8月11日が「山の日」に制定されました。

山の日は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」とされています。

佐賀県内にも、四季折々の素晴らしい景観が楽しめる山系が多数存在しており、県内外を問わず登山者や家族連れのキャンパーなど、多くの方が山登りを楽しまれています。

しかしながら、中には登山経験が少なく、十分な準備をせずに入山し遭難してしまうなど、全国では毎年、軽装備の入山等が原因の山岳遭難事故が発生しています。

山岳遭難事故を防ぐための第一歩として、これから登山に挑戦しようとされている皆さんは、登山計画書の作成と提出をお願いします。

全国各地で、登山計画書を提出していたため命拾いされた、という事例が数多くあります。

登山計画書の提出は、あなたの生命を守るザイル(命綱)と思って、必ず実施してください。

登山計画書の提出はこちら

登山計画書を提出すると…

  • 遭難事故が発生してしまった場合でも、早い段階で警察に認知されます。

  • 遭難された方の捜索救助活動が迅速かつ合理的に行われます。

  • ご家族や関係者の安心に繋がります。

山岳遭難事故防止のためにもう一度点検!計画と対応力を!

  • 登山計画は、パーティー全員でよく検討し、理解していますか。
  • 登山予定の山で発生した過去の事故を確認しましたか。
  • 携帯電話・無線機など、緊急時の連絡手段はありますか。
  • エスケイプルート(万一の時の逃げ道)は考えていますか。
  • ラジオなど、気象情報の入手手段はありますか。  
  • 山岳保険には加入しましたか。
  • 応急処置のための知識と医療品・器具は整えましたか。
  • 熱中症・スズメ蜂・マムシなどの被害対処方法は確認していますか。

 

登山は、計画段階から無事に帰宅するまで、自己責任において行わなければなりません。

「山に行ってから考えよう」は絶対に禁物です。

知識や経験、技術の伴わない登山者は、安易な登山は厳に慎んでください。

佐賀県内における山岳遭難事故発生状況

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