空き巣対策
大切な財産を盗まれるだけでなく、侵入時に犯人と遭遇すると、強盗等の凶悪犯罪に発展する可能性もありますので、被害にあわないために次のことに注意してください。
【空き巣被害の認知状況と防犯対策】
県内で認知された空き巣・忍込み被害で1番多い侵入手口は「無施錠」、2番目に多いのが「ガラス破り」、3番目は「合鍵」を使用しての侵入です。
鍵かけを習慣づけましょう。
1番の防犯対策は「鍵かけ」です。
どんなに防犯対策を施していても、鍵をかけていなければ全く効果はありません。
不在時はもちろんですが、在宅中やゴミ出しなどのわずかな時間でも鍵をかける習慣をつけましょう。
また、浴室などの窓の鍵も閉め忘れないよう心がけてください。
ドアの防犯対策
合鍵を置かないようにしましょう。
犯人は簡単に見つけてしまいますので、郵便受けやマットの下などに合鍵を置かないようにしましょう。
ディンプルキーなど、ピッキングに強い鍵にしましょう。
ピッキングとは、鍵穴に特殊工具を差し込んで、鍵を使わずに錠を開ける手口です。
ディンプルキーとは、鍵の表面に大きさの異なる凹凸がある鍵のことで、通常の鍵と比べて、解錠する仕組みが複雑になっていることから、ピッキングに強いといわれています。交換も比較的簡単です。
補助錠をつけましょう。
1つのドアに2つの鍵をつけることで、犯人開錠し侵入するのに時間をかせぐことができます。犯人は侵入に時間がかかることを嫌います。
また、補助錠は下よりも「上」に付けることにより、人目につきやすくなったり、手が届きにくく開錠しづらくなるため、より侵入までの時間をかせぐことができます。
サムターン回し対策としてサムターンカバーをしましょう。
サムターン回しとは、針金や特殊工具などを挿入して、サムターン(ドアの室内側についている、鍵の開け閉めを行うために使う金具のこと)を回して解錠する手口です。
ガードプレートをつけましょう。
ガードプレートとは、ドアとドア枠の隙間をふさぐためのプレートです。ドアとドア枠の隙間から、バール等の工具を差し込まれ、ドア錠を破壊されてしまう可能性がありますので、ガードプレートをつけましょう。
防犯性能の高い建物部品に交換しましょう。
防犯性能の高い建物部品とは、官民合同会議において、建物部品が実際に使用される状態で、建物への侵入の手口として広く見られる攻撃方法で試験を実施し、5分間侵入を防ぐことができるもので、右図のCPマークを付けられています。
防犯性能の高い建物部品例
窓やガラスの防犯対策
ガラスを防犯ガラスに交換するか、防犯フィルムを貼りましょう。
県内で2番目に認知件数の多い侵入手口は「ガラス破り」です。犯人のなかには、ほんの数分で侵入する者もいます。防犯ガラスに交換したり、窓用の防犯フィルムを貼ることで窓ガラスの耐久性を上げることができます。
窓のサッシ部分などに補助錠を取り付けましょう。
ドアの時と同様、1つの窓に2つの鍵をつけることで、犯人が侵入するのに時間をかせぐことができます。
窓の上部に付けると開錠作業がしづらくなるため時間をかせぐことができます。
その他の防犯対策
「犯罪を未然に防ぐ」ことが大切です。
防犯カメラを設置する。
防犯カメラは「犯罪が起きた際に映像で犯行の様子を記録しておく(証拠として残しておく)役割の他に、防犯対策として「犯罪の発生を未然に防ぐ役割」もあります。空き巣やイタズラ防止の効果もあり、被害を未然に防ぐための防犯対策としても効果があります。
また、防犯カメラを設置する際には、どこに設置するかも重要なポイントになります。玄関や勝手口、窓など、空き巣の侵入経路として考えられる場所に設置しましょう。その際、隠すように設置するのではなく、犯人にも見えるように設置しましょう。
併せて防犯ステッカーを貼っておくことで、防犯対策を施しているアピールになり、犯人に見られているという意識を持たせることができます。
どちらも目立つ場所に設置することでより効果が得られます。
センサー付きライト等を設置する。
人感センサー付きライトは人が近づくと反応し、自動で点灯します。夜間等で人がいない時間帯にライトが点灯すれば住民が警戒するため犯人も侵入をためらうことがあります。
また、自宅に人がいない場合でも、ライトが反応することで近隣の方が異変に気付いてくれるかもしれません。
足場になりそうな物は除去しましょう。
脚立屋バケツ等、犯人が侵入する際に足場になりそうな物は置かないようにしましょう。
新聞などを溜めないようにしましょう。
新聞やチラシが溜まっていると、留守であることが泥棒にもわかってしまいます。長期間家を留守にする場合は、新聞の配達をやめてもらうよう依頼してください。
同様に 、夜遅くまで洗濯物が干したままになっていると、留守であることが外からわかってしまいますので、夜遅くまで外出する場合は、室内に干すなどしましょう。
地域で連帯し、あいさつ・声かけをしましょう。
普段見かけないような人が、地域をうろうろしたり、家の様子をうかがっている人がいたら声をかけてみましょう。犯人は、声をかけられたり、顔を見られることを嫌います。
セキュリティ・アパート認定制度
平成27年7月1日から、セキュリティ・アパート認定制度を運用しています。
セキュリティ・アパートについて、詳しくはこちらから:福岡県防犯設備士協会ホームページ