サイバー犯罪対策課
平成12年採用(サイバー犯罪捜査官)
【経歴】
平成12年8月~ 生活環境課(現在のサイバー犯罪対策課)
サイバー犯罪対策室 係長(警部補)
平成19年4月~ 警察署 課長(警部)
平成21年4月~ 生活環境課 課長補佐(警部)
平成28年4月~ 同課 サイバーセキュリティ対策官(警視)
令和2年4月~ サイバー犯罪対策課 課長(警視)
令和5年4月~ 同課 サイバー指導官(役職定年・警部補)

サイバー犯罪捜査官を志望した理由は?
東京都所在のIT企業でシステムエンジニアとして10年間システム開発やプロジェクト管理を経験した後、転職して福岡県の大学職員として5年間学術系インターネットシステムの構築・運用をしていました。自分が得た技術知識で地元の佐賀に何か貢献できないかと考えていたとき、県警のサイバー犯罪捜査官採用募集を見て転職を決心しました。
取得IT資格
情報処理安全確保支援士
プロジェクトマネージャ
アプリケーションエンジニア
第一種情報技術者(応用情報技術者)
業務内容・魅力は?
採用されてから一貫してサイバー犯罪の捜査や被害防止対策に従事しています。
捜査では、インターネット上の痕跡から犯人を追跡し、デジタル機器の解析から証拠を発見するなど技術知識を活かして事件解決へ貢献できるところがサイバー捜査の醍醐味ですが、何より被害関係者からの感謝の言葉をいただけたときは本当にやりがいを感じます。
また、その時々で発生する新しい犯罪の手口などを分析し、県民の皆様への広報や講義活動などを通じて被害防止対策を進めていくことも社会貢献を実感できるところです。
サイバー犯罪捜査官(中途採用)は、警察の仕事(法律や実務)と技術知識の両面で「ハイブリッド人材」になることを求められるので大変でしたが、ITのプロとして警察組織内のいろんな部署から頼られることが多く、それがモチベーションとなって続けることができたと思います。
最近のサイバー犯罪の増加と手口の巧妙化に対応するため、県警の体制も年々拡充整備されてきており、私も第一人者として長年携わってきましたので、皆様のお役に立てたのではないかと思っています。
現在は役職定年により、サイバー指導官として人材育成や企業等への講演活動などを行っています。
受験生にメッセージをお願いします!
警察は仕事がきつくて大変だというイメージがあるかもしれませんが、現在は働き方改革も進み、休日も取りやすく、福利厚生も充実してとても働きやすくなっていると感じます。
また、サイバー人材の技術知識を向上させるために、IT企業での派遣研修や組織内での専門的研修及び職場でのOJT等教養機会も拡充してきているほか、中途採用者でも受入れ制度があるので不安なく仕事に取り組めると思います。
キャリアパスについては、最前線の現場で自分の技術を事件捜査に役立てる専門家の道、技術知識をもった幹部として捜査指揮や組織運営を行う管理職の道など、自分の希望と能力によって将来を設計することも可能です。
サイバー部門は警察内でも重要性が高まっていて、活躍する場所は県内にとどまらず全国・世界に広がっているので、是非、自分の知識を社会貢献のために活かし、新たな世界にチャレンジしてほしいと思います。
登山でリフレッシュ!
休みの日は登山やキャンプをして、仕事とプライベートのメリハリをつけて過ごしています。
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