取引先を装う詐欺メールに注意!
海外と取引がある県内企業(A社)での発生事例
(1) A社が取引先の海外企業(B社)に対し、商品を発注する。
(2) B社から「注文を受ける」とのメール返信がある。メールにはいつも通り「振込先」や「金額」が書かれた注文書(B社定型)が添付されていた。
(3) 数日後、B社から「振込先を中国の口座に変更してほしい」との「振込先変更メール」が送られてくる。メールには、変更後の振込先が記載された注文書(B社定型)が添付されていた。
(4) A社担当者は、変更後の振込先に代金を振り込んだ。※中国の銀行が不審な取引として保留したため被害は発生せず。
(5) B社から「中国の銀行が使えなくなっていた。しばらくすれば返金されると思う。カンボジアの銀行に送金し直してほしい」とのメールが送られてくる。
(6) 不審に思ったA社の担当者が「振込先変更メール」を確認したところ、送信元がB社メールアドレスではなく、酷似したメールアドレス(※)から送信されたものだった。
(※メールアドレスの例)
正規メールアドレス seller@abcdef.co.kr
→偽メールアドレス例1 seller@abcdef.kr.com
→偽メールアドレス例2 saller@abcdef.co.kr など
だまされないためのポイント
メールをよく確認する!
「口座が変わった」「緊急に送金してもらいたい」などとしてお金を振り込ませるメールは要注意!必ず電話で確認する。
添付ファイルを安易に開かない!
添付ファイルにはウイルスが仕込まれている可能性があります。
OSやソフトウェア、ウイルス対策ソフトを最新の状態にする!
参考となる情報が掲載されています
「標的型攻撃メールの例と見分け方」(IPA「情報処理推進機構」)